一般的に海外へ送金する際にはETF（Electronic funds transfer）（電子決済）の仕組みが用いられますが、その中でも、個人の利用で一番使われているのが、Wire Transfer（電信送金）という方法です。今回は、簡単に海外送金できるサービスを紹介します。
Wire Transfer（電信送金）は、銀行間の資金移動の仕組みで、手数料には、送金手数料、為替手数料等が含まれます。日本国内の銀行へ赴き、海外送金する場合、送金手数料に数千円、送金完了まで、おおむね1週間くらいかかります。しかし、Wise（旧名：Transfer Wise）というサービスを利用することで、送金手数料を安く、そして早く国際送金を行うことができます。
まずは、Wiseにアクセスして、アカウントを作成します。アカウントを作成したら、「Send money」ボタンから下記のページを表示します。ここで、送金する金額を入力します。今回は、JPYからCADで進めていきます。
次に送金先の銀行情報を入力します。
送信先を設定した後は、送金理由に回答します。今回は、Transfer of own savings（個人の送金）を選びました。
次の画面で、指定された内容で口座に金額を振り込んだら完了です。（振り込み名義人に個人の名前ではなく、確認コードを入力するような指定がある場合は指定された通りにしたほうが、送金プロセスがスムーズに進むみたいです）
最後に、送金完了までの時間の流れが確認できます。
感のいい方はお分かりの通り、送金手数料が安く、早く国際送金が行える理由は、あなたのお金を実際に送金する代わりに、Wireが国ごとに持っている銀行口座を利用して、現地の銀行から送信先の銀行に振り込みを行っているからです。
