カナダで手術をした話

ヘルニアの治療をするために、カナダの病院で3日間の入院をしました。どのような入院体験をしたのか時系列で説明します。

入院と術後

1日目

1:30PM チェックイン。

2:00PM 会計係の人と支払い方法の確認。

3:00PM 執刀医による今回施術する箇所の確認とその説明。

3:30PM 自分の病室へ移動。

4:00PM ナースによる入院生活に関するオリエンテーションに参加。

5:30PM ダイニングルームで食事。

11:00PM 絶食始まる。

2日目

6:00AM 血圧と体温測定。

7:30AM 術前の最後のシャワー。(これを最後に今後1週間シャワー禁止)

11:00AM 手術の控え室へ移動。長い間、寒い部屋で待たされる。電気毛布で体を覆うが足がでる。靴下必須。

12:00PM 手術開始。麻酔投入後、意識が半分飛ぶ中手術終了。最後の辺は痛く感じた。

1:00PM 意識朦朧としたまま車椅子にのせられて、病室へ戻る。

5:00PM 経過チェックのため起こされる。夜飯と痛み止めの薬を飲む。体から術中で使われた薬を取り除くために、1 Jarの水を飲むように言われる。

7:00PM 尿をベットでしようと30分以上格闘したができず、ナースを呼ぶ。

7:30PM IV(点滴)がとれる。ナースのサポートで起き上がって術後初の排尿をする。おならがやたらとでる。

10:00PM 意識朦朧としたまま就寝。

3日目

6:00AM 血圧と体温測定。痛み止めの処方。寝ている間は痛みなし。起床後、昨日より痛みが強くなっていることを実感。

7:30AM 病室にて朝食。

8:00AM 術後初の排便。痛みが伴うため、力が入れられないので大変だった。

8:30AM ドクターが経過チェック、ステッチの半分をとる。取る時、チクチク痛い。

9:00AM 病室から1時間起きにベットから立ち上がってリハビリ開始。

10:30AM 痛み止めの処方。

11:00AM 術後のグループによるエクササイズセッションに参加。5分ほどしたら、目がチカチカして吐き気と立ちくらみがしてきたためエクササイズ中止。その旨をナースに報告し車いすで病室まで運んでもらう。

11:30AM 上記の症状のため、ダイニングルームへ自力ではいけないため、病室にてランチ。

12:00PM 病室から1時間起きにベットから立ち上がってリハビリ開始。

5:30PM ダイニングルームで食事。

6:00PM 病室から1時間起きにベットから立ち上がってリハビリ開始。

2:00AM ようやく就寝。

4日目

6:00AM 血圧と体温測定。痛み止めの処方。

7:30AM ダイニングルームにて朝食。

8:30AM ドクターが経過チェック、残りのステッチをとる。昨日より痛い!!その後、切った場所にテープをしてもらう。経過良好のため退院許可が降りる。滞在すればするほど費用がかかるので、もう1日入院していたい気持ちもありましたが、退院する決断をしました。下記の費用のところで入院費の内訳を説明してあります。

9:00AM 退院の支度。

10:00AM 会計。

術後1週間

シャワーがようやく浴びれる日です。退院する時に貼られたテープを剥がしました。症状もこの日を境にかなり痛みがなくなり、術後処方していた痛み止めも必要なくなりました。術後1週間は大きなターニングポイントになりました。この時点では、まだまだ施術箇所は力を入れたり、くしゃみや咳をしたりするとかなり痛みが伴います。

術後2週間

痛みがほぼなくなりました。施術箇所を押したりしない限り、痛みを気にしないで、通常生活に戻った感じになりました。

今回の入院でかかった費用

手術費用と医療費全般は、州の健康保険証定時で無料。入院費は実費になりました。一日につき300ドル。今回は3泊したので、合計約900ドルかかりました。

公立病院と私立病院の比較

公立病院の場合は入院しないで術日その日に帰宅することになりますので、無料で治療が可能です。私立病院の場合は私が今回利用したように、入院を伴うので入院費がかかります。治療箇所のサイズにもよると思いますが、公立病院の場合は、基本メッシュ治療です。私立病院では、再発しにくいメッシュ以外の最適な治療を受けれられるとのことです。

感想

健康が一番ということに尽きると思います。ヘルニア治療は本当に大変なので、できればもう経験したくないです。ヘルニアは残念ながら体質によるところも大きいため、筋トレなどでも、完全に防ぐ方法はないとのこと。出来る事としてはヘルニアになりやすい箇所を圧迫しないように、肥満や便秘には注意する必要がありそうです。