私が、IELTSという巨大な壁を乗り越えた方法

英語圏のUniversityやCollegeの入学などで、英語力の証明手段の一つとして、IELTS (Academic)があります。私もCollege入学のため受験を経験しましたが、最初はその難しさに先が見えませんでした。今回は私がIELTSの壁を乗り越えて、晴れて現地のCollegeに入学することができたメソッドを紹介します。

IELTS対策を始める前の私の状況

私の場合、1年のワーホリが終わり、その足で、TOEICを受けました。結果は765点でした。同時に対策なしで受けたIELTSでは5.0で、撃沈でした。College入学のためここから私の自分との戦いが始まりました。

IELTSの特徴

IELTSにはGeneralとAcademicの2タイプがあります。Academicの方が比較的に難しいと言われています。留学目的であれば、たいていAcademicモジュールが必要になります。GeneralとAcademicのどちらが必要なのか、受験前にUniversityやCollegeに問い合わせて確認しましょう。この記事は、Academicにフォーカスしています。IELTSの特徴として、Listening, Reading, Writing, Speakingが試験に含まれます。内容もCollegeやUniversityに入学しても困らない英語力を持っているかを判断することが目的なので、Academicな単語が沢山登場します。そのほかにも、論理的思考が問われます。

Listening

IELTSは元々、オーストラリアとイギリスが主体として作成した試験のため、British英語の発音がリスニングでは登場します。アメリカ系のアクセントに慣れている人には、最初は聞き取りにくいところもあると思います。

Reading

特にAcademic単語の頻度が多いReadingには苦労しました。最初の頃は、単語不足が故に、内容が理解できないことが頻繁にありました。医学系や、考古学などの文章は確実に慣れが必要です。文章量が多く、問題に割く時間が限られています。Readingは難しいですが、こちらで培った単語力や内容はWritingやSpeakingでも応用が可能で素材の宝庫ともいえます。Readingの勉強は、他のセクションの成長を手助けしてくれると思います。

Writing

Writingは統計データから見えてくる特徴を説明していくものと、時事問題などの質問に対して自分の考えを述べていく問題があります。こちらも慣れが必要で、書き出す前に、あなたの意見を明確にして、文章を組み立て、採点者がわかりやすいようにロジカルな文章を作成することが求められます。なお、難しい言い回しは、読みにくい文章になりやすいので、受験者は気をつける必要があります。

Speaking

最初はかなりカジュアルな質問から始まりますが、次第に、あるトピックにフォーカスしていき、最後に、自分の考えを述べる質問に答えます。私の場合は、「ファーストフードが体によくないという意見がありますが、あなたはどう思いますか?」「人々は健康に対してどのような努力をするべきだと思いますか?」というのが、Speakingの質問でした。この質問に対して、自分の立場を明確にして、数分間、英語で説明していく形になります。Speakingは試験日が他のセクション(Listening、Reading、Writing)と違う日になることもあります。私の場合は、他のセクションの試験日の翌日に、あるホテルの一室で、面接官と一対一で、テストを行いました。

IELTSの受験対策

このように、WritingやSpeakingでは、英語で自分の意見をロジカルに相手に伝えていく力が求められます。IELTSはテスト対策なしでは高得点は狙えません。英語勉強で大事なのは、英語で英語を学ぶことです。これは英語脳を作るのにとても大事です。一つ、無料のマテリアルをここで紹介します。

Just a moment...

こちらは、長い間、IELTSの受験生をサポートしてきた講師の方のブログです。IELTSの採点者とも繋がりがあるようで、採点者がどのように評価をするのかも、意見を述べられています。

私の場合は個人で頑張ろうと思いましたが、限界を感じて、バギオにあるCNS2というIELTSに特化した学校に3ヶ月通い、無事に入学条件の6.0をクリアすることができました。

今は渡航が難しいので、お勧めなのがUdemyです。Udemyは日本ではBenesseがバックアップしている、世界的にも有名なLearningサービスです。私の場合は、AWS認定試験でお世話になりました。コンテンツの質がとても高く、おかげでAWSの試験を1発で合格することができました。

IELTSでは、IELTS Band 7+ Complete Prep Courseが受講者が一番多いです。そして評価が高く、Best Sellerになっています。世界中のIELTS受講者の評価ですので、あてにしていいと思います。留学ができない今、ビジュアルラーニングとしてオンラインコースの活用は、とても有効だと思います。

最後に、IELTSの勉強努力は将来必ず生きます!!

これは経験者として、とても強調したいのですが、このIELTSのおかげで、ロジカルに文章を組み立てる力が養われたので、今でも仕事のメールなどで交渉も円滑に進めていくことができています。本当の意味での総合的な英語力が身についたことを実感します。

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